Apple メモ
Apple メモの書き出しの仕組みを、接続から問題の対処まで説明します。
接続する
Apple メモのカードで「接続」を押します(最初の起動時は、ようこそのカードで「Apple メモを接続」)。パネルが ~/Library/Group Containers/group.com.apple.notes で開くので、何も開かずに「このフォルダを選択」を押します。Exporter はそこにあるメモのデータベースを読み取り専用で読みます。続いて「書き出し先を選択」を押し、「今すぐ同期」を押します。
ファイルの置き場所
~/Documents のようにホームフォルダの直下にあるフォルダを選ぶと、その中に notes-export フォルダが作られます。~/Documents/notes のようにそれより深いフォルダは、そのまま使われます。実際のフォルダは「書き出し先」の行に表示されます。
カードで開いているタブが、フォルダ構成にもなります。
| タブ | ファイルの置き場所 |
|---|---|
| フォルダ | Apple メモ自身のフォルダ構成 |
| タグ | メモの最初のチェックを入れたタグの名前のフォルダ。チェックを入れたタグのないメモは書き出されません |
| スマート | そのスマートフォルダの名前のフォルダ |
これらのタブを切り替えると、次回の同期ですべてのファイルが移動し、カードのタブの下にもそう表示されます。「共有」「ピン留め」「最近」「よく見る」は一覧で、そこでチェックを入れると「フォルダ」でチェックを入れたのと同じになります。
ファイル名はメモのタイトルで、. は削除され、/ と : は _ に置き換えられます。1 つのフォルダに同じタイトルのメモが 2 つあると、Meeting-3f9a1c.md のように、どちらにも ID の 6 文字が付きます。メモの隣には次のものが置かれます。
attachments/:各フォルダのメモの隣にbases/:all-notes.base、photo-notes.base、all-attachments.base。Obsidian のベース用のビューで、書き出しのたびに書き直されます.exporter/:最後の実行のlast-export.jsonとlast-export.md、直近 50 回のhistory/、そして Exporter が書いたファイルの一覧files.json
書き出されるもの
カードでチェックを入れたフォルダまたはタグにあるすべてのメモです。最初の読み込みではすべてにチェックが入り、あとから現れたフォルダやタグにも自動でチェックが入ります。チェックを外したものは外したままです。
書き出されないもの:
- ロックされたメモ(パスワードの付いたもの)
- Apple メモがまだこの Mac に iCloud からダウンロードしていないメモ
- 最近削除した項目
- 「何も書き出されません」と表示されたスマートフォルダのメモ:その検索条件は読み取れないので、「フォルダ」でそのメモにチェックを入れてください
ファイルの中では、チェックリストは - [ ] と - [x] に、表は Markdown の表に、ハイライトは ==text== に、ほかのメモへのリンクは [[wikilinks]] になります。#タグは本文に残ります。下線と文字の色は失われます。
添付ファイル
画像、PDF、スキャン、手描きの図は attachments/ にコピーされ、![[attachments/...]] で元の位置に埋め込まれます。手描きの図はその画像になり、Apple が認識した手書き文字があれば、その下に引用として入ります。ファイルがこの Mac にない添付ファイルはスキップされ、書き出しログに「source file not found」と記録されます。
Markdown と HTML
デフォルトは Markdown です。「形式」の行で「HTML に切り替え」を押すと、代わりにメモごとに 1 つのウェブページが書き出されます。スタイルはページの中に含まれるので、インターネットから何も読み込みません。フロントマターの代わりにメモの ID と日付が上部に入り、メモ同士のリンクはページ同士のリンクになります。添付ファイルはページの隣の attachments/ にコピーされてリンクされるので、ページを移動するときはそのフォルダも一緒に移動してください。
一度に 1 つの形式です。同期で削除されるのは書き出す形式の古いファイルだけなので、切り替えるともう一方の形式のファイルが残ります。形式ごとに別のフォルダを用意してください。MCP サーバーが読むのは Markdown だけです。
ファイル
フロントマターのキーは常にこの順で、当てはまらないものは省かれます。
| キー | 内容 |
|---|---|
title |
メモのタイトル |
id |
Apple メモでのメモの ID |
created、modified |
Apple メモ自身の日時。タイムゾーンなしで、Obsidian が日付として読む形式 |
source_url |
Apple メモでそのメモを開き直す notes:// リンク |
pinned、shared |
メモがピン留めまたは共有されているときに true |
collaborators |
共有されたメモの共有相手 |
cover |
最初の画像。attachments/ にあるそのコピーへのウィキリンク |
links |
メモの中のウェブのリンク |
tags キーはありません。「Travel」>「Norway」にあるメモは、Travel/Norway/Bike tour, day 2.md として次のようになります。
---
title: "Bike tour, day 2"
id: "5B7E2C19"
created: 2025-06-21T20:14:02
modified: 2025-06-22T08:03:47
source_url: "notes://showNote?identifier=5B7E2C19"
links:
- "https://www.visitnorway.com/"
---
# Bike tour, day 2
From Voss to Flåm. Ferry times are in [[Bike tour, day 1]].
![[attachments/Drawing 3f9a1c.png]]
無料とロック解除
最初の 100 件のメモは無料で書き出せ、同期も無料で続きます。それ以降の新しいメモには、買い切りのロック解除が必要です(価格)。
同期と完全再同期
最初に「今すぐ同期」を押したあとは、Exporter が動いている間、ウインドウが開いていても閉じていても、Apple メモでの編集がすべてそのファイルに書き込まれます。終了すると止まり、exporter sync で追いつきます。メモを削除、名前変更、移動すると、次回の同期で古いファイルが削除されます。削除されるのは .exporter/files.json に記録されたファイルだけです。
「完全再同期」は、まず確認したうえで、Exporter が書いたファイルだけを削除し、もう一度書き出して、無料の 100 件を選び直します。書き出しフォルダのそれ以外のもの、つまりあなた自身のメモや保管庫の .obsidian は残ります。
問題と対処法
- 「Apple メモのフォルダではありません」:別のフォルダを選んでいます。「もう一度」を押し、何も開かずに「このフォルダを選択」を押します
- ロックされたメモがない:Apple メモでロックを外します。設定 >「メモデータベースの診断」で、ロックされたメモの数がわかります
- iCloud のメモがない:Apple メモを開いて同期が終わるのを待ち、カードの「選択」の件数を確認します
- ファイルが別のフォルダに移動した:カードが別のタブになっています。使いたいタブに戻して「今すぐ同期」を押します
- メモが失敗した:「最終同期」に赤い「詳細」のリンクが表示されます。「Apple メモがこのメモを書き込み中でした。次回の同期で書き出されます」は自然に解消します。「データベースからメモを読み取れませんでした」が続く場合は、設定 >「メモデータベースの診断」からメモのタイトルを添えてレポートを送ってください
- 画像がない:Apple メモでそのメモを開いてファイルをダウンロードさせてから、もう一度同期します
- 編集が反映されない:Exporter が動いていて、そのメモにチェックが入っていて、無料枠に収まっている必要があります